北極にペンギンがいない理由は飛べなかったから?海流が関係

ペンギンは、南極という極めて過酷な環境に適応した種がいるので、同じように極寒の北極にいてもおかしくないように思えます。

しかし、野生のペンギンは南半球にしかいません。(ガラパゴスペンギンはわずかに赤道をはみ出して北半球に生息しています)
北半球にペンギンがいない理由ははっきりとは解明されていませんが、多くの説では、行けなかったとされています。

 

ペンギンは歩くのも遅く飛べないので、海流に乗って大陸を移動する必要があり、ペンギンが北極にいないのは、その海流が大きく関係しているようです。
大昔、ニュージーランドで誕生したペンギンは南極海から発生する、フンボルト海流(ペルー海流)、ベンゲラ海流、西オーストラリア海流といった寒流に乗って生息域を広げました。
しかし、赤道を境にその寒流の流れが阻まれ北半球へ進出する事が出来ないとされています。

 

北極や南極地点から赤道へ向かう流れを寒流と言いますが、寒流は冷たく大気中の熱を奪っていくため、赤道付近でもペンギンが暮らせる気候や海水温になるわけです。ガラパゴスペンギンは、陸では主に日陰におり1日の多くを冷たい海の中で過ごしています。
また寒流は、プランクトンも豊富で、餌である小さな魚も多くいます。

 

南極の氷が解けた時・・・海面上昇、固有種の絶滅が起こる!

 

 

その他の理由
・北半球には既に先住民がいた。
海流をうまく乗り換え北半球に進出したものがいたとしても、すでにそこには別の先住民がいたため北半球では生存競争に勝てなかった、という理由です。
かつて、北大西洋と北極海に生息していたオオウミガラスという生き物がいます。実は元祖ペンギンはこのオオウミガラスで、人間の乱獲によって絶滅しました。その後、今のペンギンが発見され、分類も違う生き物ですが、その生態や見た目は非常によく似ていたため、今のペンギンがペンギンと呼ばれるようになりました。
それ以外にもペンギンと同じ餌を食べる動物がたくさんいるので、北半球では生き残る事が出来なかったとされています。

 

南極クマがいない理由はパンゲア超大陸の分裂?寒さに適合できない?

 

・暑さに耐えられない
北極に行くためには、熱帯の地域を通り暖流に乗って北上しなければなりません。寒冷地仕様の体で誕生したペンギンは、赤道を越えられるほどには暑さに適応出来なかったのではないかと言われています。
もし、赤道を越えられる熱帯仕様の体を手に入れたとしても、北極に行くためにはまた寒冷地仕様に戻さなくてはいけません。しかし進化論上元に戻す事は出来ないので、やはり北極では生きていけないようです。

 

 

 

こういった理由から、北極にはペンギンがいないようです。
ちなみに、北極に行けたとしてもホッキョクグマやホッキョクオオカミなどの外敵が多く、生き残れないと言われています。

 

鳥類であるペンギンが海に適応できた理由!人間の3倍以上の酸素を体に溜められる?

スポンサードリンク

ホーム RSS購読 サイトマップ