イソギンチャクとは?毒を持つ動物だった!骨格はないが1時間に数センチ動くらしい

イソギンチャクは綺麗な色をした物も多く、海の中でゆらゆらと花が咲いたように見える為、一見植物のように見えますね。

しかし、クラゲやサンゴと同じ刺胞動物門に分類される動物なのです。
そのうち、サンゴとイソギンチャクは同じように海底に固着して暮らしているため、生態が似ている部分が多くあります。

 

 

イソギンチャクは刺胞と呼ばれる毒針を持った触手を使い、動物プランクトンを捕まえて食べています。
その他、多くのイソギンチャクは褐虫藻という植物プランクトンを体内で共生しており、光合成による栄養補給を行なっています。

 

イソギンチャクは有性生殖と無性生殖により、個体を増やします。有性生殖により受精するとプラヌラ幼生となり海を漂います。
海底の岩やサンゴ礁など定着場所を決めて固着し、ポリプ(大人のイソギンチャク)へと成長します。
ポリプになると、分裂や出芽などを行いクローンを作り出します(無性生殖)。

 

ここまではサンゴと同じような生態ですが、以下はサンゴとの違いです。

 

サンゴはポリプへと成長すると同時に骨格を形成していきますが、イソギンチャクは骨格を作りません。
そして、イソギンチャクにも分裂しクローンを作る種類は多いようですが、サンゴのように群体にはなりません。なぜクローンを作り出したのに、群体にならないのか。生まれたクローンはどこに消えてしまうのでしょうか。
なんとイソギンチャクは移動が出来るのです。

 

??イソギンチャクの特徴
同じ場所でずっとゆらゆらしているようなイソギンチャクですが、実は1時間に数p程度の速さで移動する事が出来るのです。
イソギンチャクの下面を足盤と言い、吸盤のように岩などにくっついています。その足盤を使い、少しずつ移動する事が可能なのです。イソギンチャクはポリプの中で唯一移動が出来る動物です。
それにより、ポリプがクローンを作っても移動して互いに距離をとるため、群体にはならず1個体が比較的大きなものになるのです。

 

 

??他の生き物との共生
イソギンチャクは褐虫藻以外にも、色々な生き物と共生します。
よく知られているのがクマノミです。
通常、魚はイソギンチャクの触手に触れると毒で死んでしまいます。しかしクマノミは、特殊な粘液を体にまとうことで触手の中を泳ぎまる事が出来るのです。あまり泳ぎが得意ではいクマノミたちは、毒のあるイソギンチャクの触手を隠れ家として外敵から身を守っています。
そしてクマノミは、イソギンチャクの触手を食べてしまうチョウチョウなどが来ると、攻撃し追い払ってくれます。また、クマノミの排泄分はイソギンチャク内の褐虫藻の栄養源になる上、クマノミが動くためイソギンチャクが開き、触手を大きく広げる事で褐虫藻が光合成しやすくなるのです。そのため、魚が住んでいるイソギンチャクは住んでいないものよりも早く大きく成長出来るのです。

 

イソギンチャクはヤドカリとも共生します。
ヤドカリの殻の上にイソギンチャクがくっついて、ヤドカリと共に移動するのです。自力での移動範囲はかなり狭いですが、ヤドカリに運んでもらう事で生息範囲が格段に広がり、敵からも逃れる事が出来ます。
いっぽうヤドカリは、大きなイソギンチャクを背負う事で、敵のタコから身を隠す事が出来るのです。他の生物に狙われても、イソギンチャクの毒により守られるのです。
しかし、ヤドカリはあまりにお腹がすくとイソギンチャクを食べてしまう事があるようです。
この共生はヤドカリの方が有利なようですね。

 

その他にも、カニやエビなど色々な生き物と共生し、生きるための工夫をしているのです。

 

サンゴとは?無性生殖で種を増やす動物だった!天敵はオニヒトデ

 

イソギンチャクは綺麗な色をしたものもたくさんいるため、見つけると触りたくなりますが、その毒が人に悪影響を及ぼす種類もいますので、見つけても注意が必要です。

スポンサードリンク

ホーム RSS購読 サイトマップ