可愛いクリオネ!正式名称は「ハダカカメガイ」貝の仲間だった

クリオネの和名はハダカカメガイと言い、名前の通り裸の(貝殻の無い)貝の仲間です。

体は透き通っており、中の赤いものは内臓です。ヒラヒラとした羽のようなものは翼足(よくそく)と呼ばれ、これで漕ぐことにより泳ぎますが、遊泳力は低く海流や波などがあると流されてしまうため、一生をプランクトンとして生活します。

 

 

現在、世界では4種類のクリオネが確認されています。

 

学名 クリオネ エレガンティッシーマ
和名 ハダカカメガイ

 

学名 クリオネ リマキナ
和名 ダイオウハダカカメガイ

 

学名 クリオネ アンタークティカ
和名 ナンキョクハダカカメガイ

 

学名 クリオネ オホーテンス
和名 ダルマハダカカメガイ

 

水族館やテレビでよく見るクリオネは、クリオネエレガンティッシーマ、『ハダカカメガイ』です。

 

 

ハダカカメガイの体はとても不思議な構造です。

 

・触角
頭のような部分から突き出た2本の角は触角で、目が無いためこれで匂いなどを察知しエサなどを見つけているのでは無いかと言われています。

 

・触手
顔のような部分が赤く見えるのは口の触手の色で、この触手をバッカルコーンと言い、獲物を見つけると素早くバッカルコーンを伸ばし捕らえます。

 

・呼吸法
エラが無く、海水中の酸素を体表で濾しとっていると言われており、つまり皮膚呼吸という事です。

 

ハダカカメガイは雄と雌には別れておらず、1個体で卵子と精子のどちらも作る事が出来ます。しかし、受精するためには他の個体の卵子か精子が必要なため、2個体で繁殖を行います。
どちらかいっぽうの体内で受精し、卵を海中に放出します。
孵化すると、ベリジャー幼生となりその時には貝殻が有ります。植物プランクトンを栄養源とし成長しますが、成長する過程で貝殻は消えます。
成体になると肉食になり、ミジンウキマイマイ(貝殻を持った小さくクリオネに似た生き物)のみを食べるのですが、何も食べずに半年以上は生きられるという優れた進化を遂げています。

 

自然界での寿命は不明ですが飼育したものは平均1?3年です。
主に北極や南極、オホーツク海などの冷たい海に住んでおり、流氷の天使と言われています。
北海道でも見る事が出来ます。

 

 

クリオネに似た裸殻翼足類という生き物が日本近海にはたくさんいます。形は少し違いますが同じように透き通った体をしており、泳ぎ方もそっくりです。そのためこれらは暖流系クリオネと呼ばれたりしています。

 

・トヨオカハダカカメガイ
・キノサキハダカカメガイ
・ヤサガタハダカカメガイ
・タルガタハダカカメガイ
・マメツブハダカカメガイ
・ヒョウタンハダカカメガイ

 

殻の有る翼足類では、クリイロカメガイなどもよく見られ、日本海では5月?6月になると海岸に1p程の半透明な栗色の殻が落ちている事があります。

 

 

暖流系クリオネと言われるものは岸付近まで流されてきている事もあるので、運が良ければシュノーケリングでも見る事ができます。一生懸命泳いでいる姿は可愛らしく、海の中で実際に見るととても感動します。

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