北極に海氷は半分以上無くなった?南極の海氷は増えている謎

南極と北極、どちらもとても寒く真っ白な景色といったイメージです。

しかし近年、南極の氷は増え、北極の氷は減っています。なぜそのような違いが起こるのでしょうか。

 

??南極
南極には南極大陸があり、地球で最も寒冷な地域です。大陸全体が厚い氷床で覆われており、内陸部の平均気温は-50?-60℃、海岸周辺では約-10℃です。
赤道から遠く日射エネルギーが弱い、標高が高い、ジェット気流や偏西風、海流など様々な理由によってこのような気候になっています。

 

2015年、NASAは南極の氷が増えている事を発表しました。
西南極では氷は減っていますが、東南極内陸部の降雪量が増え減少分を上回っているといった内容です。

 

原因については主に地球温暖化の影響だと言われており、海水温や気温が上昇する事によって、蒸発する水分の量が増えるためだと言われています。
南極へと運ばれた水蒸気は雪となって降り積もります。1年を通して氷点下を上回らない内陸部では、雪は溶ける事なく蓄積され、その結果氷の量が増えているという事です。

 

南極の氷が解けた時・・・海面上昇、固有種の絶滅が起こる!

 

 

??北極
北極には大陸がなく海水が凍った海氷や氷山で覆われています。平均気温は-25℃です。海の上のため標高はほぼ0mで、南極と比べると暖かい気候と言えます。

 

JAXAの2012年の発表では、北極海の海氷は1980年代の面積と比べ半分以下にまで減少しており、米国立雪氷データセンターの2016年のデータでも海氷の減少が発表されています。

 

こちらもやはり温暖化が原因だと言われています。
北極は地球上で最も早く温暖化の影響を受ける地域と言われおり、海のため海水温上昇の影響を強く受けます。また海氷は太陽光を反射しますが、減少する事によって濃い青色の海が現れるため熱吸収率が上がります。
海水温と海氷の温度差により温帯低気圧が発生し、海の熱を大気に放出するためその熱によって北極圏の温暖化がより一層進んでいると言われています。
そのため、北極圏に位置するグリーンランドやアラスカなどでも、夏の氷床の融解が例年よりも急速に進んでいるようです。

 

 

 

どちらの原因も温暖化とされていますが、北と南でその状況は全く違うようですね。
西南極にある南極半島の東岸では、巨大な棚氷に大きな亀裂が入っており数年以内には崩壊すると予測されています。これにより海面上昇が起こるかは不明ですが、起こった場合は最大約10pと言われています。

 

北極海では海氷が減る事によって、ホッキョクグマは泳いで移動しなければいけない距離が長くなり、シャチに襲われたり、子グマが力尽きたりします。また海氷がない事で狩りが上手くできないといった事もあり、個体数を減らしています。

 

海の水は無くならない?減らない理由

スポンサードリンク

ホーム RSS購読 サイトマップ