なぜ海は塩分が多いのか?46億年前、地球誕生時に決まった運命

今回は『なぜ海は塩分が多いのか?しょっぱいのか?』という事について、お話しします。

 

海がしょっぱい理由。
それは46億年前にありました。

 

今から約46億年前、太陽系の中で無数の微惑星が合体と衝突を繰り返し、原始地球が誕生しました。
少しずつ成長する地球に、無数の微惑星は引き寄せられ、隕石となって地球に降り注ぎました。

 

隕石には、岩石や金属、水や二酸化炭素など色々な物質が含まれています。
隕石が衝突した際に発生する熱により、岩石や金属は溶け、水は水蒸気となって他の様々な物質と共に気体となったのです。その気体の物質の中には今の空気中には無い、塩化水素も含まれていました。

 

地表を厚く覆った大気は、熱を閉じ込め、さらに岩石や金属を溶かし、大量のマグマが地球を覆いました。
その姿は、今の地球からは想像も出来ない、まるで巨大な火の玉のような灼熱の世界だったと言われています。

 

 

やがて、微惑星の衝突も減り地球の成長も終わりかけた頃、地球の温度は少しずつ下がり始めました。
空気中の温度が100度を下回ると、水蒸気が水となり、空気中にあった塩化水素を溶かしながら、強い酸性の雨となり地球に降り注いだのです。

 

地球の80パーセント以上は、マグマが冷えて固まった火成岩からできています。
酸の雨はその火成岩に降り注ぎ、火成岩の中の成分を溶かしながら、川となり広い窪地へと集まりました。
これが海の始まりです。

 

そうして海へとたどり着いた水は、火成岩の中の、鉄やナトリウム、カルシウム等、色々な成分を溶かす事によって、少しずつ中和されていきました。

 

そして再び水蒸気となり、その他の成分は海へと取り残されました。
水蒸気となった水は、再び酸の雨となり火成岩の成分を溶かしながら、海へと流れ込んだのです。

 

長い年月をかけ、これを何度も何度も繰り返しました。
その結果、海水の成分が、塩化物イオンとナトリウムイオンだけで85%を占めるまでになったのです。

 

塩化物イオンとナトリウムイオンが結合すると、塩化ナトリウム(塩)が出来ます。
その2つのイオンが溶け込んだ水は、食塩水のようなしょっぱい味がします。

 

このように、強い酸性の海であったものが、岩石の成分を溶かしながら、とてつもなく長い年月をかけ中和され、今のしょっぱい海が出来上がったと言われています。

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