なぜ海の砂はサラサラ?陸の砂との違い〜川や海流で選別された土砂たち〜

海の砂はサラサラとしていて、とても綺麗ですね。なぜ陸にある土や砂とは違うのでしょうか。

 

陸にある砂は、岩石が雨や風によって侵食されたものです。そこに腐植物などが混ざり土となります。

 

海の砂は、陸にある土砂が川の流れによって海へと運ばれたものです。
川を下りながら土砂の粒は少しずつ小さくなり、そして海の波によって粒径の細かい泥は流され、海底の深いところに溜まっていきます。
土砂の粒は大きさや重さによって、海底へ溜まるものや岸に打ち上げられるものなど、蓄積の仕方に違いがあります。波や海流によって泥や砂を選別しているイメージですね。
そのようにして、波や海流によって洗われ、岸へ打ち上げられた砂が蓄積する事で、砂浜が出来るのです。
そのため、海岸の砂は粘土質の土がなくサラサラとしており、粒のサイズも比較的揃っているのです。

 

さらに、その砂が風によって丘に運ばれ蓄積すると砂丘になります。

 

内湾など海流や波の影響をあまり受けない場所では、砂と泥が混ざったようになっています。

 

陸の岩石の成分によって、黒っぽい砂浜や白っぽい砂浜など様々な色の砂浜が出来ます。
黒い溶岩が砕けて蓄積した真っ黒な黒砂海岸や、カンカラ石の結晶が砂に混ざった緑の砂浜のグリーンビーチ、赤い溶岩が砕けて蓄積した赤茶っぽい色のレッドサンドビーチなどもあります。

 

また、厳密には砂ではない砂浜もあります。
サンゴの多い地域ではサンゴが小さく砕けてサラサラの白い海岸を作っています。その他、ピンクの貝殻が細かく砕けたものとサンゴの砕けたものが混ざったピンクサンドビーチや、大量の貝殻やシーグラスが蓄積したシェルビーチやグラスビーチなどもあります。
有孔虫の遺骸、骨格である星砂や太陽の砂もありますね。

 

美しい砂であれば、歩くとキュッキュッと音が鳴る鳴き砂もありますが、音が鳴るしくみは今の所はっきりと解明されていません。

 

 

近年日本では、土砂災害を防ぐための砂防ダムが多く作られていますが、これにより川から運ばれてくる土砂の量が減り、砂浜が減少しています。
砂浜だけでなく、海底の地形も変わり、遠浅だった場所が急に深くなるなどの原因で、海水浴場が閉鎖する事態も起きています。
他の場所から砂を買い付け補充する、ダムの底に砂を通すための穴を開ける、沖合にテトラポットを設置するなどの対策が始められています。

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